2011年10月 英文書簡4 - 料金表や委任状フォームの送付依頼書簡例
今回は、数年ぶりに或る国への特許出願の案件が出てきたことを仮定して、現地代理人宛の、料金表や委任状の取り寄せ書簡を作ってみましょう。書簡の宛先代理人は、新しい事務所ではなく、これまでに特許出願手続きをお願いしたことのある事務所とします。
「数年ぶり」の出願の場合、どういう点に気をつけなければならないでしょうか?
まず、委任状や宣言書の書式が変わっていることが考えられますので、最新のものをもらわなければなりません。 また、法や規則も改正されている可能性もありますので、出願要件の一般情報も確認します。更に、最新の料金表も取り寄せておきましょう。
次にこのような書簡によく使われる用語を列挙してみます。
- 料金表: schedule of fees, fee schedule等
- 現行の、現在の: current
- 出願要件: filing requirements
- 書類の追完、補充: late filing of documents
- 公開: publication公開制度の有無とその法的効果は国によって様々ですが、問合せの段階では "publication"でいいでしょう。
「実体審査」とはっきり言いたいときは "substantive examination" を使います。
出願維持/特許維持のための毎年の納付金のことを「年金」といいます。
下の英文は上の用語を使った書簡例です。
Please also inform us of the basic filing requirements and any other general information regarding delays for late filing of documents, publication, examination, as well as annuity due dates.
We look forward to your early reply.
Yours very truly,
Hanako TOKKYOABC Patent & Trademark Office
これを必要に応じて変更すれば色々な情報、フォームの取り寄せに応用できますので、参考になさってください。